最後の戦い ここまで食べてきた数々のB面レシピが走馬燈のように頭の中を巡った。バジルサラダ、長芋の梅和え、ふじっ子スパゲティ。ご飯部分の味付けが薄すぎた唐揚げ粉チャーハンに鶏挽肉が良い味を出していた混ぜ込みわかめの豆腐ハンバーグ。 どれもこれも釈然としない、捉え所のない味が魅力のB面レシピ達だ。その頂点にいるのがこの、ちくわぶグラタンである。 んー、鶏の唐揚げ食べたい。 シルエットがちくわぶだしね。 いただきます。 むぐむぐ。 あはは、ラザニアだわ。 ちくわぶ=ラザニア ラザニアは板状のパスタで、ミートソースとベシャメルソースを交互に挟みつつ重ねて焼く料理だ。ちくわぶグラタンにはベシャメルソースを使ってないので味わいは違うが、板状でモチモチした食感が大変にラザニアっぽい。確かにちくわぶがパスタ風になっている。 美味しいし、なんといっても面白い。B面レシピの真骨頂と言った感じである。例えばこんな話はどうだろう。 佃田「これは私が知っているラザニアじゃない!私は子供の頃に母が作ってくれたラザニアを食べたいんだ!」 山岡「くっ・・・。1週間待って下さい。おれがそのラザニアを再現して見せますよ。」 栗田「大丈夫かしら山岡さん・・。」 山岡「だめだ、どうしても出来ない・・。はっ、そういえば佃田さんのお母さんははちくわぶ職人だった!ラザニアの代わりにちくわぶを使ったんじゃないか?!」 佃田「こ、これです!山岡さんありがとう!」 京極「山岡はん!これはこれでラザーニャ!」